2010年1月3日日曜日

初めに



 出典:加治木義博
    日本人のルーツ
    保育社:カラーブックス



 日本人なら必ず知っていなければならないはずの常識。

 日本人の先祖はどこから日本列島へやってきたか、をご存知ですか。

 『古事記』『日本書紀』には、高天原(たかまがはら)からやってきた人々と先住民が結ばれた書いてあり、水稲や鉄器、馬などが海外からきた文化で、その持ち主も日本人の先祖であったと考えられています。

 しかし、いざどこからかというと、旧石器時代から土着説、北方説、南方説などさまざまで、専門家でも即答は無理なありさまでした。

 世界の先進国のなかで、自分たちの先祖のルーツがまるでわからないという遅れた国は日本だけです。

 そのため外国には日本人を正体不明の不気味な人種と思っている人が多くて、経済など国際摩擦の原因になっていることも少なくありません。

 しかし、今の日本は物質など国際交流なしでは生存さえ難しい国であり、また日本人が世界の人類と血を分けた一員であることはいうまでもないと思います。

 ことに古墳文化などは予想以上に高い文明の所産で、日本人はユーラシア大陸の古代文明を受け継いでいるとみられえます。

 決して日本人のルーツは謎ではなく、はっきりとさせることができると思います。

 また、従来もすでに多くの研究がありますから、本書ではそれ以外の新しい証拠をご覧にいれて、読者ご自身が表題と写真を見比べてよく観察し、それがどう答えるかを見出して戴くように努めました。

 『参考』

 歴史の画像
 『歴史の画像』

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